散る桜 残る桜も 散る桜
店のすぐ横に川というか、用水路があるのですが、今日は朝からずっと水面に桜の花びらが流れていました。
これから咲こうとする桜は明るい希望的な感じがするのですが、散りゆく様は寂しげに感じます。
春は、新生活や転勤等で新しい土地へ引っ越しがあったりします。新たな変化によってこれから経験するであろう諸々への期待感もあるのですが、今まで住んでいた場所や景色への愛着や、昨日までは日常だった仲間達との別れなんかが何だか心を締め付けます。
自分の学生時代や新社会人になった時の思い出の幾つかがフラッシュバックします。歳を重ねていくうちにその甘酸っぱい心境の変化から遠のいていくものですね。初々しさってヤツですかね。
それから、私は映画が好きなのですが、そんな甘酸っぱい忘れてしまった感性を刺激する映画を紹介したいと思います。
20年位前の作品なのですが、岩井俊二監督の「四月物語」という作品です。松たか子さんが主演の、時々観たくなるような作品です。汚れてしまった心が少し洗われる感じがしますよ。
桜や卒業シーズンの映画や小説だと「好きでした、先輩ッ!」とか「向こうに行っても手紙を書くねッ!」的な甘酸っぱい作品が多いですが、実際の私は、学校帰りにコンビニでジャンボフランクを1人で食いながら自転車に乗って帰宅する程度の青春でしたので、フレッシュレモンみたいな青春を見せつけられると、もう1人の自分がちょっと死にそうになります。グハァッって。
それと最後に、桜がらみのとても好きな名言・台詞があります。最後に自分が犠牲になって消えていく主人公が残す台詞で、
「1つだけお願いがあるんだ。桜を見たら・・・俺を思い出してくれないか・・・。時々でいい・・・ただ それだけでいい・・・。」
スッゲー胸熱で激アツの台詞だよなぁ~。カッコいいなぁ~。鬼武者っと。
本日は好きなものをブログを書かせてもらいました。お付き合いくださいまして、誠にありがとうございました。
( ^-^)ノ∠※。.:*:・’°☆厨二