人の欲望は20年1/7
人の欲望は本当に無限かもしれませんね。私もしかりです。
年末位から、今年こそは自宅を引っ越ししたいかもと思う様になりました。
昨年末に、とある物件を内見させてもらいましたが、今一つなので、止めました。
富士山がガツンと見えて気持ちの良い見晴らしでしたが、お風呂が洗濯機みたいに狭く、目をつぶれるレベルではなかったり、全体的な不清潔感が気になりました。
今住んでいる物件はかなり古くて狭いのですが、とても便利な場所だったりします。狭いけど、とりわけ困っている訳ではありません。
以前も書いたかもしれませんが、20代の時、急遽引っ越しを迫られて、不動産屋で一瞬で住む所を決めた事もあります。
ラジカセ📻1つ持って、体1つ単身で東京の超ボロアパートに住みました。何年かそこで過ごしました。
決め手は兎に角安い家賃、ただ1点のみで決めました。
安いのにお風呂はありました。初見では絶対使えない謎マシン的なデカい湯沸かし装置と洗濯機みたいな浴槽で、お風呂に入ったら、もれなくトイレはずぶ濡れでした。そして建物、部屋共にとても暗かった印象があります。
テレビ、洗濯機、冷蔵庫、テーブル等ありません。それでも生活できました。
ラジカセと紙コップと私だけでも。
ここからの”男おいどん”みたいな生活の話は長くなりそうなので、割愛させていただきます。ご興味のある方はお店でゆっくりお話いたしますのでお尋ね下さい。過酷ながらも、楽しい人情味のある生活でしたよ。
そんな生活をしていた事もある為か、私は同世代の一般的、平均的居住に対してのステータスは低いのかもしれません。
何れにせよ暫くは、引っ越しを視野に入れて、慌てず気長に不動産情報を眺めるのが趣味になりそうです。
歳を重ねて、欲のせいなのか?見栄のせいなのか?若い頃と比べて、納得のいく条件が厳しくなってきたのは事実としてあります。
年明けに深夜のテレビで、世界各地の厳しい情勢の中で暮らす人々のご飯に着目した番組を観ました。有吉が出ていた番組でした。
その日のご飯を食べる為に一生懸命働く若者や、治安の悪い過酷な環境の中で頑張る若者が印象的でした。とても考えさせられる番組でした。グッとくる番組でした。
そういった、とある世界の厳しい実情を目の当たりにして、自らの欲望を御するのは罰当たりなのはわかっていますが、私の贅沢すぎる欲望の明かりに少しだけ影をさした感覚はありました。
それからは、可能であれば今直ぐにでも引っ越しをしたい衝動から、冷静に考えてからで良いだろうと考えるきっかけになった様な気がします。
そうは言っても、10年以上余裕で今の部屋で暮らしてきましたので、元々古かったものが更に傷んできて色々と問題が出てきてもいます。
そして、たぶん気分転換というより、私を取り巻く運的な流れみたいなモノを少し変えたいと思っているバイオリズムの波の中に今私はいるのかもしれませんね。
お正月は久しぶりにコタローに会いに行きました。早いもので今年で12歳になります。私の愛娘です。
コタローは相変わらず嬉しそうに紙袋の中に入っては窮屈な袋の中を堪能していました。
とても楽しそうにしているその姿が、私は大好きです。
(=゚ω゚=)