落ちる、拾う、置く20年2/14
先日散歩中に、夢中になって虫だか苔だかをスマホで撮影中に、私の首筋に椿の花首がポトリと落ちてきました。
突然の事で、首にデカい虫というか、蜘蛛🕷️が落ちてきたと思い、まるでダンスを踊るかの如く変な嗚咽と共に、その場でランニングマンみたいなステップを踏んでしまいました。
椿の花だと認識したら急に冷静になって、周囲や背後で人が見ていなかったかどうかを確認しました。
とりあえず誰にも見られていなかったと思います。たぶん。
そして私を爆撃してきた椿の花を拾い上げて、近くにある岩の上に置きました。
それ以来、落ちている椿の花を見つけては岩の上に置きたくなる変な癖がついてしまいました。周りに誰もいない時だけですよ。
岩に一輪の花が咲いたみたいでウキウキします。
間違いなく誰か1人位は目にしてくれるだろうと考えるとワクワクします。
特に意味の無い、無駄なルーティン活動かと思うとソワソワします。
ちょっと前まではドングリを拾っては色々な所に置いていましたが、ドングリの季節ではなくなって落ちていないので、新たな活動スタートです。
他にも昔から、変わった石とか綺麗な石とかもよく拾っていました。
普段から人よりキョロキョロしているのか、下ばかり見ているのかは分かりませんが、財布等を頻繁に拾います。
よく落とし物を交番へ届けています。先日も鍵の束を拾って届けました。
しかし、今までに何度も数万円も入っている財布を届け出てはいますが、1度たりとも落とし主からのお礼はありません。
不思議です。あまりにもお礼をされた事がないので、6~7万円位入っていた財布を拾った時には1度だけ、お巡りさんが「落とし主が現れたらお礼は欲しいですか?」と聞かれたので、「もし、貰えるのであれば嬉しいです。」と答えた事がありましたが、お礼の電話すらありませんでした。たしか免許証によると30代半ばの男性でした。
お礼にお金が欲しい訳ではないです。それなら最初から中身だけ抜いています。
ほんの一言で良いので「ありがとう、助かりました。良い人に拾われて良かったです。」的な自らの偽善かもしれない善行を褒めてもらって、ほんの少しだけ私をチヤホヤして欲しいだけなのですが・・・。
だからいつか私が財布を落として、拾ってくれた人がわかった暁には、カステラセットでも持参してちゃんとお礼の言葉を言いに行くつもりでいます。絶対!
だけどちょっと前に、いつも私に良くしてくれている知り合いの店長さんも、何度も人の財布を届け出ているのにいざ自分自身が落とした時には、全く出てこなかったとの事でした。本当にションボリですね。
まあ人生そんなもんですかね?
そうは思いたくないのですが・・・。
私のアート作品の”岩に咲く花”の写真を載せておきます。どうぞご覧下さい。
年々、様々な事に対しての期待値が小さくなってくる今日この頃です。
(´・д・`)