再び陽の目を見ると良いな
廃墟とかレトロな街並みや古くさい温泉街とかが好きです。
だからといってサブカルが大好きという訳ではないと思います。
盛者必衰の風景に心が鷲掴みにされる傾向にあると思われます。
旅行で宿泊するのであれば、バブルの時代の昔は大変豪華であったであろうホテルの一角の暗がりのショボいゲームコーナーとかにグッときます。
昭和の匂いのパチンコ店やオシャレじゃない昔ながらの喫茶店もだんだん無くなってきていますね。
もしも何らかの理由で、お金持ちになる事ができたのなら、博物館ではなくて、様々な古い色々な物を現役みたいに再度リペアをして稼働させて、子供達が触れ合える場所とかを作ってみたいと昔から思ったりします。
身の回りの様々な事柄や情勢や自分の立場等、時間の流れと共に日々変化したり、変革を求められたりもします。そういった求められる何かに対して答えられなくなる時が人は誰でもあるかもしれません。
気持ちにまだ余力があれば乗り越えられるのでしょうが、摩耗して磨り減っていたら大変です。以前にちょっとそんな経験があります。実は。
だから常日頃からほんの少し、心に遊びを作っておくと良いと思います。遊びとは、Enjoyの遊びでは無くて、余裕スペースの方のです。
あくせくしても時間はまったく変わらないスピードで皆に平等に流れていきますし、季節は個人の存在等気にもとめずに、移り変わります。バタバタしているのは自分だけです。
知り合いやお客様で、「忙しいからそんな時間が無いね~。」なんて言う人が結構な割合でいます。だけど(時間はあえて自分から作らないと勝手には増えないんだけどなぁ~。)と思う事がよくありますが、あまり言わない方が良いのかもしれませんね。
歳を取るとその傾向がだんだん強くなっていく気がします。新しいモノを拒絶、排除して、今あるモノ、情報で賄おうとしているのだと思います。だから私は少しだけ、新しい何かに対してのガードを下げる様にしているつもりでいます。たぶん・・・。
そうする事で、見た目じゃない方の老化に抗っていける気がします。見た目だけ必死だから痛い感じになっちゃうのではないかと思います。
気持ちを若くですね。歳を取る事自体が悪いのではなくて、今巷で話題の老害にはなってしまうと厄介ですね。
話はちょっと違う方向にそれてしまいましたが、トーマスが何らかの置き場の隅の方にたたずんでいる姿を見て、またもう1度、子供達の前で陽の目を見る機会があるのかどうかが気になって感慨深く眺めていました。
何だか笑顔が寂しげだったので。
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