朝生暮死7/18
昨日から本格的な蝉の声が聞こえます。夏真っ盛り感のアブラゼミとはちょっと違った蝉の声だと思います。
昨日は少々食べ過ぎたので、本日の散歩は10分程延長です。
散歩中に足元に小動物の気配。
ノコギリクワガタです。
蟻の大群に襲われて死んでいると思いました。しかし、よく見るとまだ精一杯の抵抗をしています。
多勢に無勢で間もなく息を引き取ります。既にお腹を食い破られて穴が空いていて、死ぬのは時間の問題でしょう。
背中から羽がはみ出して、まだ体に羽化しようと出てきた時の土が付いているようでした。
羽化の為に地上に出た所がたまたま蟻がいっぱいいたのかもしれません。
完全に私のエゴなのはわかっておりますが、せめてたくさん土のある植え込みのところでと、蟻を払って移動させました。
もうじき死にます。歩こうとするとひっくり返ってしまいます。
生きたまま食われ尽くしてしまうなら、せめて死んでからにしてあげたく思いました。
時々、あまりに苦しそうならいっそのこと絶命させたほうが良いのではないか?と頭をよぎる事がありますが、流石に生殺与奪の権利は自分に無いので止めます。
残り火がついえるまで静かに過ごせる所にいつも色々な生き物を移動させています。
毎年死にかけの蝉を見つける度に、熱いアスファルトの上ではなくて、せめて草むらや葉っぱの上に移しています。
子供の頃、無駄に昆虫等を捕まえては、無責任に殺してしまっていた罪滅ぼしという独り善がりなのですが。
ノコギリクワガタの背中はまだピカピカに光っていました。立派な顎も生え揃っていました。暑くなってきて、張り切って地中から出てきたのかな?とか考えると何だか悲しくなってしまいます。
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