ネコ×ライオン×アクリル20年11/28
菊まつりも終わりますね。
今年も連日見に行って満喫させてもらいました。
園内では週末になると、食べ物屋さん以外にも様々な出店が出ています。
私は菊まつりに関わらず、イベントの際のバザー感のあるプロっぽくないお店が好きです。
そして不思議な小物類を眺めては、時々買います。
特にひっそりと物静かに営業しているお店に親近感がわきます。
私も今まで色々なイベントに出店させてもらいました。
パワーストーンやヒーリング系のイベントだけでなく、地域密着系のイベント系にもお声をかけてもらった際には何度か出ました。
実は楽寿園内のイベントにも出させてもらった事もあります。
そんなこんな色々と経験させていただいた事で、覚えた事もいっぱいあります。
最初の頃は全くの素人なので、イベント出店の際には、手頃なブレスレットやペンダント等で自分のお店の存在感をアピールしたく躍起になっていました。
今出店するのでしたらパワーストーン等は恐らく出しません。たぶん。
きっとポップコーンや、かき氷のお店にするでしょう。自分自身が楽しむ為にもです。
ある程度の売上を望むのであれば、元より、そのイベントの趣旨と自分のお店の取り扱い商品とは分けて考えなくてはいけない事を当時の私は知りませんでした。
簡単に言うと場違いなのです。
来場するお客様は、焼き鳥やかき氷を食べながらワイワイする目的で来ている中で、謎の怪しいパワーストーン屋がいる訳です。
買うわけありませんし、近寄りませんし、あまりに高額です。
それでも、気に入ってくれて購入していただいたお客様には本当に感謝しかありません。
しかしながら、普段お店にご来店くださるお客様に対して、その事が本当にありがたいと思える良い機会にはなると思います。
そんな自分と照らし合わせる想いもあってか、出店を見る度に何かしらを買いたくなるのかもしれません。
今日は、とある細々した小物を陳列したお店で、その店のテーブルの上で一際私に存在感を示していたアクリルの人形を1つ購入させてもらいました。
お店の人が「犬とネコの2個あるけど、ネコ好きなの?」とニコニコしながら話しかけてくれました。
私は三毛猫を飼っている事を伝えて、お代を払いました。500mlのペットボトル位の大きさなのに500円でした。
人形を紙袋に入れてくれる際に、紙袋の口を閉じるシールとして「うちのブランドのシールを貼っておくねっ。」っと笑顔で丁寧に貼ってくれました。
そして手ぶらである私を見て、お持ち帰り用に用意してある手提げの中から、ちょうど良い大きさの手提げ紙袋に入れてくれました。手提げ袋には山田養蜂場と書いてありました。
普通なら聞き流す、他愛ない一言と所作ですが、一連のそれらを見て聞いた際、何だか嬉しくて胸がキュッとなりました。
人形は私はライオンだと思って眺めていましたが、ネコにします。
そして店に帰って人形を出す際に、紙袋に貼られていたシールをそっと剥がして、何となく捨てる事ができずに、そのシールを棚に貼りました。
そして、ちょうどお昼時もあってか、お店の人が他の出店であろうタコライス的な何かを食べていたのを思い出しながら、私も日々穏やかに笑顔で待とうと改めて思った今日この頃です。
( ̄b ̄)