甲虫の墓場22年6/28
ちょっと虫の死骸の画像が出てくるお話です。
10年、15年と同じ様なルートを散歩していると、その時期になると見られる草花や生き物の場所を覚えます。
先週、今年初のカブトムシを見つけました。道路に転がっていました。
メスのカブトムシでした。鳥に襲われたのかちょっと負傷していました。草むらに避難させておきました。
急激に暑くなりましたので、少し早いですが、カブトムシやクワガタ等の甲虫の羽化の季節になりました。
毎年甲虫達の墓場があります。何となしに毎年時々見に行ってしまいます。
死んでいるのが多い墓場というか、たくさん土中から出てくる場所です。生まれの場所であり墓場でもあるのです。
大人になって気がついたのですが、たぶんカブトムシとかは鳥や人間の子供に捕まって絶命する場合も多々あるでしょうが、圧倒的に羽化した直後に蟻🐜に襲われて死ぬ場合が多いのではないかと思います。
蛹から羽化して土から出てきてまだ体が柔らかい時に蟻に食べられてしまっています。
何だか切ないです。明るい場所に出たら蟻が待ち伏せしていた感じに思われてしまいます。
蟻が悪い訳でもなく、日常の当たり前な自然の摂理なのですが、いつも(彼らは何の為に頑張って土中から出てきたのだろうか?)とか考えながら自然の厳しさを眺めています。
時々襲われたばかりのヤツを木に逃がしてしまう事がありましたが、それはそれで私のエゴだと思い、何とも言えない気分になります。
だから既に手遅れな虫はそのままにする様になりました。
夏は昆虫達の季節ですね。もうすぐ蝉が一斉に鳴き始めるでしょう。
カブトムシ目線、蟻目線、私目線的に時々しばらく眺めては物思いに耽る事がある今日この頃です。